コーヒーと喫茶店のお話。

今回は、コーヒーと喫茶店のお話です。

1888年(明治21年)4月13日。

東京・下谷黒門町に「可否茶館」という名前の日本最初の喫茶店が

鄭永慶(ていえいけい)という人によって開店いたしました。

その店も残念ながら3年足らずで閉店してしまいました。

明治中頃からコーヒーを飲ませる店が少しずつ増え

大正期に入ると、日本のコーヒー文化の幕開けとなります。

その当時はコーヒーは洋風の都会的な飲み物として

好事家の間で珍重されてはいましたが、まだまだ一般の人達の

口には入りにくかったようです。それから120年を経過し

今では一般の人々にも無くてはならない飲み物となりました。

バブルの頃はどこの町でも沢山の喫茶店があり繁盛していました。

喫茶店は、飲食の提供は勿論、待ち合わせ場所、公衆電話があり

音楽・新聞・雑誌もありそしてその地域の社交場であり

情報発信基地でもあり大変便利で有意義な場所です。

そんな喫茶店も最近は残念ですが一部を除き減少しております。

皆さんの周りを見回して見て下さい。知らぬまに消えてしまった

喫茶店が多くありませんか? コンビニエンスストアーと

携帯電話の普及により喫茶店利用の頻度が変わりました。

この事は、生活が便利で豊かになりましたがその反面時間の

ゆとりが無く「ホッ」とする時間が少なくなったように思えます。

本当に美味しいコーヒーを知らない若者も増えています。

今だからこそ「喫茶店」が必要だと私は思います。

忙し中に少しの時間を作りコーヒー等で鋭気を養い

気分転換が必要ではないでしょうか。喫茶店を

上手に利用し本当のコーヒーを知って頂きたいと思います。

お店は、お客様一人一人が創りあげるものだと思います。

当店も末長くお客様と一所に頑張って行きたいと思います。

宜しくお願いいたします。

では、ご来店をお待ちしております。

 

                       ぴよぴよ